折りたたみイスという最期の相棒
入水自殺は諦めて首吊り路線だけに絞る。
入水は不確定要素が多すぎるのでやらない。
首吊りも首吊りで丁度いい木を見つけるという作業が必要なのが大変なのだけれど、車を持っていない自分は脚立を持っていくなんて選択肢は取れないので使える木は限られる。難しいところ。
小さい折りたたみイス程度ならバッグの中に入るので自分はそれを使うつもり。
ダイソー製の安物で買ったのが昔だから関節部が錆びついているがこの程度なら多分大丈夫だろう。
もし駄目なら新しい物を買えばいい。大した値段でもない。
イスに付いているタグによると、耐荷重は70kgとのこと。
自分の体重なら余裕で支えられるだろうし、簡単な構造の安い折りたたみイスだから蹴飛ばして倒すのも余裕だろう。
ロープと並んで最期の相棒。無事に成功させてくれることを願うだけ。
いつ決断するかは分からないけれど、備えだけは常に整えている。
足りないのは勇気だけ。