自殺を止めようとして綺麗事を平気で口にする人達

　生きている根源的な苦しみから解放されるには、死ぬこと以外に道はないのになぜ駄目なのだろうか。

　安楽死が許されず、苦しんで失敗する恐怖を抱えながら自殺するしかないのは理不尽極まりない。

　もしかして、普通の人達には死にたいと思うことは一時の気の迷いであり、励ませば大人しくなると思い込んでいるのではないか。

　もしそうなら的外れな言葉を堂々と言えるのも納得がいく。

　小学生の頃からずっと自殺のことを考えて生きてきた自分の死にたいという感情も、普通の人達にとっては一時の気の迷いという扱いにされてしまうのだろうか。

　死んだら負け、だとか、死んだら終わり、だとか、生きていればなんとかなる、だとか、死ぬくらいなら逃げろ、だとか、無責任な発言を能天気に発して他人を傷付けられる人間が偉いと崇められる世の中。

　無意識に人を傷付けても平然とした顔でいられるのは才能なのだろうか。

　自殺に至る根本的な原因を無くそうとせず、自殺は駄目だと言い張る社会人達。

　所詮他人事で相手のことなんかどうでもいいと思っているのだろうな。

　そんな状況に追い込まれる方が悪いし、それは自己責任だけど自殺されると困るからとりあえず生きてね。自殺しないでね。

　綺麗事の裏にあるそんなどす黒い思惑を自分は受け止めなければならないとでも言うのだろうか。

　何もかもが嫌になる。現実が自分を苦しめる。狂ってる。